食育の歴史と服部幸應先生主催の食育指導士、食育インストラクター講座(通信講座)
食育という言葉は、明治時代に西洋医学・栄養学否定運動を展開した陸軍漢方医、石塚左玄が『通俗食物養生法』(1898年(明治31年)「今日、學童を持つ人は、體育も智育も才育もすべて食育にあると認識すべき」)で造語しましました。なお、食育教育については、医学博士・料理評論家である服部幸應(はっとりゆきお)先生が第一人者です。服部幸應先生主催の食育指導士、食育インストラクター講座(通信講座)も開催されています。
食育(しょくいく)の基本は旬の食材を適切に選び摂ることにあります。古来、日本料理は旬の素材を大切にしてきました。近年は、野菜の促成栽培や魚介類の養殖など季節にかかわらずほとんどのものを食べることができます。便利になった反面、食べ物の季節感が喪失してきたのも事実です。昔はビタミン剤も栄養補助食品もありませんでしたから、旬の食材をいただくということが健康を保つ一番の方法だったのです。
企業の食育に関する取り組みも活発になっていて、たとえばエーエム・ピーエム・ジャパンは2007年4月10日、健康や環境面に配慮した活動を行う「カラダにキブンにイイコトクラブ」を発足しました。タレントの安田美沙子さんや料理研究科の藤野嘉子さんらをオピニオン・キャラクターに起用して商品開発や環境活動を展開しています。「カラダにキブンにイイコトクラブ」では、"おとなの食育"をテーマにおいしさとヘルシーさを兼ね備えた商品の開発に取り組んでいく。としています。また、社団法人日本歯科医師会や日本栄養士会などが後援する「よい歯と食育推進委員会」とも連携し、活動を推進していく予定だそうです。
食育は「食を通じて人間の生き方を見直してみましょう!」ということです。食べる人の顔を思い浮かべながら、健康を気遣いながら、安全な食材を選び、バランスに注意して、栄養を逃さずにおいしく食べる。これこそが食育といえるでしょう。まさに家族や身近なひとたちで旬の食材を中心としたスローフードででわいわい食べることが真の食育(しょくいく)といえるのではないでしょうか。食育指導士になることもいいことですがまずは身近な食事を大切にすることからはじめてみるのもいいでしょう。